9月16日17時~18時 国立がん研究センター 大橋紹宏 先生ご講演を開催します。
DNA複製ストレスを狙った癌分子標的治療薬の研究・開発
大橋 紹宏 先生 Akihiro Ohashi, Ph.D
国立がん研究センター ユニット長
先端医療開発センター ゲノムトランスレーショナルリサーチ分野
日時:2020年9月16日(水) 17:00~18:00
要旨
癌分子標的治療薬を開発する上で、癌の特性(Cancer Hallmarks)と脆弱性(Cancer Vulnerability)を理解することは非常に重要である。我々は癌の特性・脆弱性の1つである「DNA複製ストレス」に着目し、国内外のアカデミア、バイオテック、製薬会社と協力しながら創薬研究・橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ)を行っている。
本セミナーでは、癌分子標的治療薬の開発における創薬研究フローについてオーバービューを行う。また、我々が世界に先駆け創出したCDC7特異的阻害剤を例に挙げ、その作用機序や薬理作用、バイオマーカー探索など前臨床データパッケージについて紹介する。
本研究を通じて、CDC7阻害剤の新規治療薬としての新たな可能性を示すと同時に、CDC7キナーゼの新規メカニズム解明に対しても貢献していきたい。
ご略歴
2002年 京都大学農学博士、
米国 Mayo Clinic 研究員(Dr. Junjie Chen, Dr. Fergus Couch)、武田薬品工業 癌創薬ユニット分子薬理グループヘッド、タケダファーマシューティカルズインターナショナル・シニアサイエンティストなどを経て、2018年より現職
ZOOMによるオンライン開催
●申し込み方法:所属、氏名、セミナー開催日を明記の上、下記アドレスまでメールでお申し込みください。
申込者には、ZOOMミーティングURLをお知らせします(生体調節研究所の方は申込不要)
●申し込み先 E-mail: kk-msomu4@jimu.gunma-u.ac.jp(研究所庶務係)
ポスターはこちら→大橋先生セミナーポスター